FXをトレードするときの「考え方」を知る

FX初心者講座

FXをトレードするときの
 「考え方」
とは?

こんなテーマに関する記事です。

この記事の内容

FXをトレードするときに、特有の「考え方」を知っておくことで、トレードの仕方も大きく変わってきます。ここでは、その内容について、わかりやすく説明しています。

FX初心者講座

FXのトレードする際には、
 「考え方」
として意識しておいたほうが良いポイントがいくつかあります。

例えば、
 トレードにおける勝率の捉え方
や、
 トレードの質を向上させるための要素
など、いくつかの項目があります。

それらの内容についてわかりやすく説明しています。

目次

FXをトレードするときの「考え方」

FX初心者講座

FXをトレードするときの「考え方」について、主な項目を下記に順に記載しています。

勝率について

FXのトレードをする際、その勝率は、どれくらいを目指せばいいのでしょうか?
これからFXをはじめる人のなかには、
 勝率100%と目指す
といった強者もおられるかもしれません。

しかしながら、基本的には、
 60%前後
の勝率のなかで、利益を残していくという捉え方をしたほうが現実的と言えます。

例えば、野球の場合、
 2023年の阪神の勝率は、61.6%
です。
優勝球団の勝率は、概ね、55%~65%です。
そのなかで、シーズンを戦っていくわけです。

FXの場合も、勝率を上げるのには限界がある為、
 一定の負けトレード
を見込んだ上で、取り組んでいくという発想になります。

損益比率(リスクリワードレシオ)

損益比率(リスクリワードレシオ)とは、
 「利益が出た時の平均値 ÷ 損失が出た時の平均値」
で求めることができます。

つまり、どれくらいの幅で、
 利益確定をしているのか?
あるいは、
 ロスカットをしているのか?
の平均値の比率となります。

この損益比率(リスクリワードレシオ)と、勝率との関係で、
 結果的に利益が残るかどうか
が決まってきます。

例えば、
 勝率が低くても、利益がでた時の平均値が多ければ、結果的に、プラスになる
逆に、
 勝率が高くても、損失が出た時の平均値が多ければ、結果的に、マイナスになる
となります。

勝率と損益比率(リスクリワードレシオ)は、
 自身のトレードにあうスタイル
で決めていけばいいと言えます。

ただ、現実的には、
 ・利益がどれだけ伸びるのかは、相場次第なので、自身ではコントロールできない
 ・ロスカットのルールは自身で設定することができる

ということになります。

そういった点を踏まえて、
 ・過去データの検証
 ・リアルタイムでの実践

を踏まえて、期待する水準を設定していくことになります。

トレードの「3要素」

トレードの技量を向上させる為には、一般的に、
 ・トレードスキル
 ・資金管理
 ・メンタル

の3つの要素が重要と言われています。

トレードスキル

トレードスキルとしては、大きくわけて、
 テクニカル
と、
 ファンダメンタル
があります。

テクニカルは、いわゆる、
 チャートからのトレンド分析
のことです。
移動平均線やボリンジャーバンド、RSI、MACD、一目均衡表など、複数のテクニカル指標があり、そういったツールで過去のチャートの推移を分析していきます。

ファンダメンタルは、いわゆる、
 金利政策や経済データといった数値から、相場を予測していくといった考え方
になります。

こういった基本的なスキルを把握して、トレードに活かしていくということになります。

こういったテクニカルスキルを、
 基本編
とするなら、実際のトレードは、
 応用編
という捉え方になります。

ですので、基本編がそのまま当てはまらない場面もありますので、その前提で取り組む必要があります。

資金管理

ここでいう「資金管理」とは、
 大きく資金を減らさない為の資金面の管理
のことを言います。

具体的には、
 ・レバレッジの判断
 ・ロスカットのルール
 ・1日の許容損失額

といった項目についてのルールを設定するということです。

逆に、こういった項目のルールを設定しない場合、時として、大幅な資金減にみまわれてしまうリスクがでてきます。

メンタル

トレードにおけるメンタル面の管理は、非常に重要なテーマと言えます。
メンタル面が安定していないと、
 リスクのある場面でのトレード
をしてしまったり、あるいは、
 リベンジトレード(損を取り返す為のトレード)
をしてしまうなどのリスクの要因となります。

ランダム性(不確実性)

相場の世界には、
 ランダムウォーク(Random walk)理論
というものがあります。

つまり、
 将来の価格は、過去の動きとは関係なく、ランダムに(確率的に)動く
という、「予測の不可能性」を説いた理論です。

実際、相場は、
 ランダムに動く場面
のほうが多いといえます。

ですので、そういった場面を予測するのは、不可能です。

ただ、過去のよく似た動きと近い動きがあった場合、
 ある程度、予測できそうな場面
も存在します。

ですので、
 ランダムに動いていそうな場面
では、無理にトレードせずに、様子見をするという判断も大切になってきます。

取引回数

FXのトレードにおいては、いわゆる、
 ポジポジ病
に陥ってしまう場合があります。

ポジポジ病とは、
 常にポジションを持っていないと落ち着かなくなってしまう心理状態
あるいは、
 短期間で多くのポジションを取ること
をいいます。

はやく利益を得たいという心理的な状態が背景にあると言えます。

しかしながら、不利な相場でエントリーしてしまうと、マイナスの結果になってしまうことになります。

また、エントリーが多いと、
 それだけ、精神的な負担が増える
ことになり、結果、
 集中力が削がれること
になってしまい、悪いスパイラルになるリスクが増えることになります。

もちろん、トレードスタイルによっては、取引回数が多い場合もありますが、いずれにしても、
 期待値の低い取引を控える
ことによって、
 取引回数を、必要最低限にする
ということが、大切な考え方のひとつと言えます。

失敗のパターン

トレードの実践を重ねていくと、当然の事ながら、
 ロスカットになるトレード
の経験値も増えていきます。

ある一定の割合でのロスカットは致し方ないとして、ただ、その中で、明らかに、
 失敗と思えるトレード
もでてきます。

そういった失敗と思えるトレードのなかには、
 共通したパターン
を見いだせる場合があります。

なぜなら、そういった場面で、
 同じような状況判断をして、同じような解釈、あるいは、心理面の感じ方
をしているからです。

結果、
 同じような間違いを繰り返し行ってしまうこと
になります。
そういったミスをひとつづつ、潰していくことで、
 勝率を徐々に上げること
ができると言えます。

ですので、トレードの振り返りを行って、
 同じミスを繰り返さないようにする
ということが大切と言えます。

さいごに

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トレードの技量を向上させるためには、いろんな考え方があります。

ここでは、
 ひとつづつ改善していく
ということを積み重ねていくという考え方をもとに記載しています。

その考えを前提にすると、ネット上などで目にする
 確実に儲かる
とか、
 資産が短期間で2倍になる
といったうたい文句が、いかに胡散臭いものかがわかります。

簡単に儲かるものはありませんので、
 正しい方向性で、ある程度の時間をかけて取り組んでいくこと
が重要な視点といえます。

以上、FXをトレードするときの「考え方」を知るについてでした。

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