FXトレードを行う際の、
取り引きの仕方
について把握しておきましょう。
こんなテーマに関する記事です。
FXトレードを行う際には、成行や指値といった取引方法の他にも、いくつかの方法があります。基本的な取引方法の内容についてわかりやすく説明しています。
FXのトレードをする際には、
取り引きの仕方
を把握しておきましょう。
FXにおける取引とは、
FXにおける取引は、シンプルに、
・新規注文(買い) → 決済
・新規注文(売り) → 決済
の2つのパターンになります。
FXの場合、ふつうに口座を開設すれば、
「売り」からでも取引ができる
ということになります。
株式取引のように、
売りから入る為に「信用取引用の口座」を開設する
といった必要はありません。
「売り」からはいる場合は、
売り値より、更に下がったところで買戻せば、利益
となり、逆に、
売り値より、上がったところで買戻せば、損失
となります。
「買い」からはいった場合の逆になります。
実際にFXで取引する際には、通常、この、
「買い」または「売り」のエントリー
と、
それらの決裁
の仕方によって、複数の取引の仕方が用意されています。
それらは、基本、下記の7パターンになります。
1.成行注文
2.指値注文(リミット注文)
3.逆指値注文(ストップ注文・ストップ・オーダー)
4.IFD注文
5.OCO注文
6.IFO注文
7.トレールストップ注文
但し、
7.トレールストップ注文
については、FX会社によっては対応していない場合もあります。
FXにおける取引パターン
上記に記載した各取引のパターンを順に説明ししていきます。
1.成行注文
成行注文とは、
現在の価格で注文をだす
という方法です。
現在の価格ですぐに取引をしたい場合に、「成行注文」を行います。
もちろん、成行注文は、
新規注文
と
決済(保有するポジションを手仕舞うための注文)
の場合のどちらでも対応できます。
注文をだしたあと、その取引が成立した状態を、
約定(やくじょう)
といいます。
ちなみに、現在に価格を見て、成行で注文をだしたのに、
実際に約定された価格が異なる場合
があります。
いわゆる、
すべる=スリッページ
と呼ばれるものです。
実際、FX会社によっては、すべりやすい会社もあります。
つまり、
約定力が低い
ようなFX会社です。
ですので、FX会社を選ぶ際には、約定力に関する評判なども参考に、選定することが大切になってきます。
2.指値注文(リミット注文)
指値注文とは、
現在の価格よりも有利な価格を指定して発注する注文方法
のことです。
新規注文の場合
新規注文の場合、
・買い場合は、現在の価格より低い価格での注文
・売り場合は、現在の価格より高い価格での注文
となります。
・買い新規注文の場合
・売りの新規注文の場合
決済注文の場合
決済注文の場合は、
利益が出る価格での注文
となります。
ですので、
・買い注文の決済は、買った価格よりも高い価格
・売り注文の決済は、売った価格よりも低い価格
で、決済の「指値」を入れることになります。
3.逆指値注文(ストップ注文・ストップ・オーダー)
逆指値注文は、
「現在の価格」よりも不利な価格を指定して発注する注文方法
です。
新規注文の場合
どういう場面で「逆指値での新規注文」を使うかというと、
・買いの場合は、価格が上向きに動き、更に上昇すると想定
・売りの場合は、価格が下向きに動き、更に下降すると想定
に使用するという考え方になります。
逆指値での注文は、「ストップ注文」と呼ばれることもあります。また、英語では「ストップ・オーダー」と呼ばれます。
・買い新規注文の場合(逆指値注文)
・売りの新規注文の場合(逆指値注文)
決済注文の場合
決裁注文で、逆指値を使う時は、いわゆる、
損切りの注文
を予め設定する際に利用することになります。
損切りの注文を設定しておくことで、損失額を限定することを見込んでおくという考えのもと、
決済注文の逆指値
を利用します。
4.IFD注文
IFD(イフダン)注文は、
「新規注文」と、「決済注文もしくは逆指値注文」
を同じタイミングで発注する注文方法です。
下記は、
新規の買い注文を、指値で設定
と、
決済(利益確定)もしくは、決済(損切り)
の場合になります。
5.OCO注文
OCO(オーシーオー)注文は、
価格が上昇した場合と下落した場合
の2つのパターンを想定し注文を発注し、
一方の注文が約定したらもう一方の注文は取り消される
という注文方法です。
新規注文の場合
現在値から、価格が上がった場合と、下がった場合の2つのケースで、それぞれの注文を設定します。
決済注文の場合
既にポジションを保有している場合にも、同様に、
決済の際に、OCO注文で設定
することができます。
6.IFO注文
IFO(アイエフオー)注文は、
IFD注文とOCO注文を組み合わせた注文方法
です。
つまり、
新規注文+利益確定注文+損切り注文
を同時に設定することができます。
7.トレールストップ注文
トレールストップ注文は、
損切り価格の設定を、自動的に、変動させることができる注文方法
です。
例えば、
1円下の損切りラインを設定した場合
に、
99円の時点では損切りの設定は98円
となります。
そこヵら価格が100円になった場合、損切りの設定価格が自動的にスライドして、99円になる
というしくみです。
上記にも記載しましたが、トレールストップ注文は、対応していないFX会社もありますので、FX会社を選ぶ際には、チェックしておきましょう。
さいごに
注文方法は複数あり、どの方法がいいのか迷うところですが、
自分のトレードスタイルにあった方法
を選択することが正解です。
また、実際にトレードする際には、特に短期のトレードの場合は、結局、「成行注文」になるケースも多いでしょう。
いずれにしても、それぞれの取引の仕方を把握した上で、判断していきましょう。
以上、FXの「取引の仕方」についてでした。