FXとギャンブルに、違いはあるのか。。
こんなテーマに関する記事です。
FXは、ある意味、ギャンブル的な要素があります。
しかしながら、ギャンブル的な要素をなるべく少なくしていくことで、利益になる確度が高くなる可能性があります。
FXの場合、単純に、
上がるか、下がるか
の2択と捉えると、
ギャンブルと同じ
になってしまいます。
また、やっかいなのが、
それでも、ある程度の確率で、利益になる
ということです。
半々の確率ということを考えれば、そうなります。
また、その時の、
そのワクワク感
が、ギャンブルと同じ要素を含むことになってしまします。
しかしながら、そういった場合、おおうにして、
プラスの方向に動いた場合は、早く利益を確定したいという心理
が働き、
逆の動きにになった場合、
損を認めたくないという心理がある
為に、損切りタイミングが遅くなる傾向となります。
ですので、結果的に、
損失のほうが積みあがってしまう
という結果になってしまいます。
ちなみに、利益は早く確定したい、逆に、損失は認めたくないという心理的なメカニズムを、「プロスペクト理論」と言います。
上がるか下がるかの「当てもの」として楽しむというケースもあるかもしれませんが、やはり、
利益を積み上げる
ということを目的として考えると、ギャンブル的な発想では、
目的の達成が難しい
ということになります。
逆に、やり方さえ間違わなければ、収益を伴う仕事となりえます。
実際、金融機関によっては、自己売買部門もあります。
仕事として取り組む場合、
明確に、ギャンブルとの違いがある
と言えます。
もっとも、金融機関においても、ギャンブル的な取引をしているトレーダーも存在しますが、その場合、悲しい結末になってしまいます。(参考;大和銀行ニューヨーク支店巨額損失事件)
いずれにしても、利益を積み上げるという目的の為には、理想を言えば、
技術面
を重視していく必要があるといえます。
例えば、そのひとつに
エントリーする前に、複数のシナリオを想定する
ということがあげられます。
しかしながら、現実的には、それらのことをわかっていても、
場当たり的にエントリーしてしまうこと
が多く、結果、
想定外の損切り
ということになってしまうわけです。
そういったことを踏まえて、ここでは、
ギャンブル的なトレードにならない為の対応策
について、3つのステップにわけて整理しています。
対応策;3つのステップ
着実に利益を上げる為の、
テクニカルな面
の対策のひとつとして、下記の3つのステップをあげることができます。
トレードによるリスクを回避する為に、自分なりのルールをつくっていきましょう。
ステップ1;複数のシナリオを想定する
時間軸ごとの環境分析をするなかで、
今後、どういった動きをするのか
のシナリオを想定します。
その際に、当然、
全く逆の動きをする可能性
もありますので、その点を踏まえて、複数のパターンを想定します。
こういったステップを最初に行うわけです。
ステップ2;リスクの少ないトレードができそうか
いくつかのシナリオの中で、
リスクの少ないトレードができそうかどうか
をチェックします。
また、その時に、
どれくらいの利益がとれそうか、
つまり、
リスクリワード(1回の取引で取るリスクに対してどのくらいの利益が得られているか)
をみます。
ステップ3;エントリーすべきかの判断をする
上記を踏まえて、
エントリーすべきかどうかの判断
を行います。
もちろん、当然に、
エントリーしない
という判断をすることもあります。
逆に、様子見の判断をすることが多いほうが、結果的に確度の高いトレードができると言えます。
ただ、「ポジポジ病」の場合は、
エントリーする理由を見つけて、エントリーしてしまう
ということをしてしまいがちです。
しなしながら、よく言われるように、
・エントリーの回数を少なくする
・期待値の高い場面のみでエントリーする
ことが、
利益を積み上げていくための良い方法のひとつ
と言えます。
まとめ
利益の積み上げる為の最良の方法として、
損失を減らす
ということが大切になってきます。
つまり、
期待値の低いトレードを控える
ということです。
ただ、これがなかなかできないのが、実情と言えます。
ただ、そういったリスクを減らす為には、例えば、
・トレードする時間帯を絞る
・チャートを見る回数を減らす
といった考え方もあります。
いずれにしても、すぐにできるわけではないので、やはり、
トレーニング
と、
実践を振り返ることによって、自分なりのルールをつくっていくこと
が必要といえます。
FXでは、
ギャンブル的な要素をいかに減らすか
ということは、重要なポイントといえます。
ちなみに、「トレーニング」という意味合いでは、FXのシュミレーションソフト(検証ツール)を使う方法もあります。
よく使われているシュミレーションソフト(検証ツール)としては、「Forex Tester」というソフトがあります。
下記のような画面で、実際の過去のチャートを表示させて、検証をしていくことになります。
※表示されているインジケーターは、カスタマイズできます。
下記の画面では、移動平均線、ストキャスティクス、ZIGZAG、セッションごとの色表示のインジケーターを設定しています。
シュミレーション時の注文は、成行注文の他、もちろん、指値、逆指値もできます。
実際のトレードと同じような感覚で、シュミレーションができますので、トレードの練習ツールとしても使用できます。
また、トレードの結果は、画面左に、下記のように表示がなされます。
ソフト自体は有料になりますが、かなり便利なソフトです。
有料とはいえ、正直、高額な情報商材や、オンラインサロンより、コストパフォーマンスは良いと言えます。
下記から、デモバージョンもダウンロードできますので、一度、試してみられることをお勧めします。
以上、「FXとギャンブルの違いと、対応策について」でした。