FXは、実際のところ、
危ないのか？
を知りたい。
こんなテーマに関する記事です。
FXは、危険という考えがあります。なぜなら、実際に大きな損をした人もたくさんいるからです。
ただ、逆に、大きな利益を残している人もいます。実際のところ、どうなんでしょうか？そのことに対する見解を記載しています。
FXをはじめる時に、人に相談すると、
「初心者（素人）は、手をださないほうがいい」
と言われることがあります。
相談をうけた側からすると、
「大損するから、やめておいたほうがいい」
ということで、ある意味、親切心でそう言う人が多いのではないでしょうか。
しかし本当にそうなのでしょうか。
結論からいうと、
初めてのことをする場合、誰でも初心者なので、それが理由とはならない
ものの、実際、
大きな損害をだすリスク
はありますので、その点には、十分注意する必要があると言えます。
また、ＦＸ自体、
先の読めないものにお金を投下する
と言う意味では、
ギャンブル的な要素
があります。
ですので、俗にいう、「熱くなりやすい性格」の人は、特に注意する必要があります。
これからＦＸをはじめようとする場合の認識と基本的な手順、注意点について順に説明していきます。
ＦＸについての認識
FXをはじめるきっかけは、
少額の投資から始めることができて、大きな金額を得ることができる
と考えてはじめるというケースが多いのではないでしょうか。
実際、ユーチューブなどのＦＸサロンや勉強会の受講生の動画で、
〇ヵ月で、資金を200％、300％増やした
といった人のインタビューなどもあり、そういった成功イメージをもってしまう場合もあります。
ただ、そういったケースでは、海外ＦＸ口座で、25倍以上の高レバレッジで行っていることも多く、逆に動いた場合、一撃で「全損」するリスクもあります。
そういった場合は、正直、
ＦＸには、手を出さないほうが賢明
と言えます。
ＦＸをはじめようとする場合の基本的な手順
FXをはじめるにあたっては、概ね、下記の流れとなります。
・基本的な見識を理解する
・実際のトレードで技量を向上する
・コツコツと稼ぐ
基本的な見識を理解する
まずは、FXに関する見識を理解します。
具体的には、
FXのしくみや、トレードの方法
といった、実際の取引をする上で、最低限、しっておくべきことです。
自動車の教習に例えれば、
道路交通法と、クルマの操作方法
といったところでしょうか。
ＦＸの基本的な理解は、入門書として下記の書籍が参考になります。
マンガですので、わかりやすいです。
その上で、
ＦＸトレードそのものについの捉え方
を理解する必要があります。
つまり、トレードにおいて、
勝率を高めるには限界
があるということです。
ＦＸにおいても、基本的には、レートが上がるか下がるかの確率は、
50％
です。
その状態から、トレンド分析などをして、なるべく確率をあげる工夫をするわけですが、勝っているトレーダーでも、一般的は、
勝率６０％
前後です。
もちろん、例外はありますが、その確率のなかで利益を伸ばすことを考えるのが現実的と言えます。
つまり、
勝ち負けを繰り返しながら利益を積み上げていくもの
という認識をもっておいたほうがいいと言えます。
自動車の運転に例えれば、
自分が運転している時に、常に信号が青だったらいいけど、実際は、ある程度の確率で赤信号もあり、その場合は、止まる必要がある
といったところでしょうか。
実際のトレードで技量を向上する
ＦＸの基本的な理解ができれば、実際のトレードで、技量の向上をはかるというステップになります。
その際、売買の具体的な方法を確認するのに、事前に、
デモトレード
で、画面の操作方法をチェックしておいても良いでしょう。
FX会社では、無料でデモトレードができる画面を用意しているケースもあります。
デモトレードの場合も、リアルタイムの価格での売買を体験できますので、練習の意味でも活用しても良いと言えます。
ただ、デモトレードの場合、ある意味、
ゲーム性
が強くなってしまいますので、やはり、技量を向上させる為には、
実際の口座
でのトレードをする必要があります。
ただ、最初の段階は、トレードに慣れることからはじめますので、
投入する資金も少額
でスタートすることをお勧めします。
また、実践でのトレードと平行して、
過去のチャートでの検証作業
を行うことも、効果的です。
なぜなら、
チャートは、過去の動きと同じような動きをする場合がある
ということに加え、
過去チャートで、自分の考えたトレードルールのチェック
を行うこともできるからです。
過去のチャートで検証する際には、下記のツールがおすすめです。
よく使われているシュミレーションソフト（検証ツール）としては、「Forex Tester」というソフトがあります。
下記のような画面で、実際の過去のチャートを表示させて、検証をしていくことになります。
※表示されているインジケーターは、カスタマイズできます。
下記の画面では、移動平均線、ストキャスティクス、ZIGZAG、セッションごとの色表示のインジケーターを設定しています。
シュミレーション時の注文は、成行注文の他、もちろん、指値、逆指値もできます。
実際のトレードと同じような感覚で、シュミレーションができますので、トレードの練習ツールとしても使用できます。
また、トレードの結果は、画面左に、下記のように表示がなされます。
ソフト自体は有料になりますが、かなり便利なソフトです。
有料とはいえ、正直、高額な情報商材や、オンラインサロンより、コストパフォーマンスは良いと言えます。
下記から、デモバージョンもダウンロードできますので、一度、試してみられることをお勧めします。
コツコツと稼ぐ
トレードに慣れて、更に、自分のトレードルールが固まってきたら、
利益もトントンになる
あるいは、
少しづつでも積みあがってくる
という状態になることを目標とします。
この状態になるまで、一定の期間が必要になります。
実際、トレードルールをつくって、その内容を頭では理解できていても、その通りにできないことが多いのが実情です。
自動車の運転に例えるなら、
交通ルールは理解していても、警察に見つかって、違反切符を切られてしまう
といった状態です。
ですので、理解していることを、実践で身につくようにするには、一定の練習が必要ということが言えます。
そういう状態を経て、コツコツと稼げる段階に進めるということが言えます。
FXでの注意点
FXにおける注意点は、いくつもありますが、
ギャンブルとの類似性
でみると、
熱くなりやすい性格の人
は、特に注意が必要と言えます。
トレードで負けた場合に、それを取り返そうと熱くなって、
深みにはまる
といった場合になりがちだからです。
もっとも、このことは、普通の人でも、あてはまることではあります。
大きな損失を被ってしまった場合、いわゆる、
「リベンジトレード」
（損失を取り戻すために無理やりトレードをしようとすること）
をしてしまうということです。
「リベンジトレード」は、冷静な判断を欠くことが多いので、大抵は、
損失を取り戻すどころか、損失を拡大する結果
となってしまいます。
それ以外にも、いろいろな注意点がありますが、それを防ぐ為に、
自身のトレードルール
をつくって、ルールを守るということをします。
また、トレードルールは、実際のトレードや、過去検証をするなかで、
自分にあったもの
をつくっていくことになります。
さいごに
FXは、大損をするリスクもありますが、ルールをつくることで、それを回避することもできます。
ある意味、お金を稼ぐという意味では、
どんな事業でも、損失のリスク
はあると言えます。
ですので、まずは、
基本的な見識
を理解するとともに、
どういったリスクがあるのか
を把握することが大切になります。
以上、「初心者は、FXに手を出すのはやめたほうがいい？」というテーマについてでした。
