FXトレード特有の
特徴
について知りたい。
こんなテーマに関する記事です。
FXをトレードする際には、株式取引や、商品先物取引とは異なる、「FX特有の特徴」があることを知っておくことが大切になります。
FXトレードにおいては、株式相場や、商品先物相場とは異なる、
特有の特徴
があります。
実際にトレードする際には、そういった特徴を踏まえておくことは、大切なポイントとなります。
それらの内容について、順に説明していきます。
指標発表による値動き
FXの値動きは、
指標の発表
によって大きく動くことになります。
そのタイミングで、
トレンドの方向性が大きく変化する可能性が高い
うえに、
大きな値幅で動く可能性が高い
という状態になります。
また、発表される指標の内容によって、相場に与える影響も異なってきます。
指標発表の内容としては、
・国内;日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
・米国;消費者物価指数(CPI)
・米国;四半期実質国内総生産
などがあります。
その他に、
・日銀総裁の発言
・米連邦準備理事会(FRB)議長の発言
なども相場の動きに大きな影響を与えます。
ですので、
指標発表前後
は、トレードを控えることで、リスクを避けることができます。
あるいは、
指標発表後の動きに合わせてトレードする
という手法もありますが、その場合は、値動きが激しい分、リスク管理の為のルールを定めておいたほうが良いと言えます。
スプレットの幅の変化
指標発表による値動きの時などに、
スプレットの幅
が広がりますので、注意が必要です。
スプレットの幅が広がった場合には、それ以上の値動きがないと、利益になりませんので、通常のスプレット幅の感覚でトレードをすると、マイナスの結果になるリスクが大きくなります。
また、指標発表以外の場面でも、
値動きが激しい時
などに、スプレット幅が広がる場合があります。
その他にも、FX会社によっては、スプレットが広がりやすい傾向にある先もありますので、FX会社選びの際には、注意しましょう。
市場ごとの特徴
FXの取引は、
・東京市場
・ロンドン市場
・ニューヨーク市場
での取引が多くなっており、それぞれの市場ごとに、
特徴
があります。
また、それらの市場の、
開始時間と終了時間
が異なっており、開始時間前後に、大きく値が動く可能性が高くなっています。
主な取引時間▼
(「株式市場の取引時間」の影響を受けて値動きが大きくなりやすい時間帯)
日本 ;9時-15時
ロンドン;日本時間
夏時間 3-11月;16:00~0:30
冬時間 11-3月;17:00~1:30
(現地時間 8:00~16:30)
NY ;日本時間
夏時間 3-11月;22:30~5:00
冬時間 11-3月;23:30~6:00
(現地時間 9:30~16:00)
それぞれの市場には、下記のような特徴があります。
東京市場
東京時間の「主な時間帯」は、
9時-15時
です。
8時ごろから、アーリー勢が取引を開始します。
ですので、オープン後の2時間の、
8時~10時
が比較的、活発に取引されています。
ロンドン市場
ロンドン市場とニューヨーク市場は、
夏時間と冬時間
がありますので、注意が必要です。
ロンドン市場の主な時間帯は、
夏時間 3-11月;16:00~0:30
冬時間 11-3月;17:00~1:30
です。
1時間前から、アーリー勢が参入してきますにで、そのころから動きが活発化
ロンドンのアーリー勢は、
東京市場の逆の動き
をする場合もありますので、注意が必要です。
ニューヨーク市場
ニューヨーク市場の主な時間帯は、
夏時間 3-11月;22:30~5:00
冬時間 11-3月;23:30~6:00
となります。
NY市場は、最も取引量が多い市場ですので、その値動きも大きくなります。
また、日本時間の、
21:00~24:00(夏時間)
は、ロンドン市場のメインの時間帯と重複する為、ボラティリティーが大きくなる場合があります。
成約力について
約定力とは、
注文が通るスピードと正確さ
のことを指します。
この「約定力」は、実際のところ、
FX会社によって、かなりの差
があります。
「約定力」が低いと、
すぐ約定しない
あるいは、その結果、
注文した値段と異なる値段で約定してしまう(いわゆる、「すべる」「スリッページ」)
となってしまいます。
ですので、こういったことの少ないFX会社を選定する必要があります。
さいごに
FXのトレードでは、上記に記載したような
取引上の特徴
があります。
こういったポイントを事前に把握しておくことで、
リスクを軽減
したり、あるいは、
効率の良いトレードの為の判断材料のひとつ
になると言えます。
以上、FXトレードの「特有の特徴」についてでした。