その日のトレードの内容を記載する
「トレードノート」
について、思うところを書いています。
こんなテーマに関する記事です。
トレードノートは、必要性は十分わかっていても、なかなか、面倒なものです。ここでは、トレードノートの内容について、整理しています。
トレードノートとは、
トレードの前後
に、その日のトレードの内容を記載するノートのことです。
トレードノートに関しては、その重要性を認識していても、実際に習慣化しているひとは、
たぶん、1割りにも満たない
のではないでしょうか。
その理由は、
面倒だから
です。
トレードノートって、結構、面倒なんです。
でも、大切なんです。
また、トレードノートをつけなくても、トレード自体はできます。
しかしながら、技術とメンタルの向上の為、
トレードノート
は習慣化すべきと言えます。
下記にその効用と、記載上のポイントについて整理します。
トレードノートの効用
トレードノートをつけることによって、
・トレード前に、冷静にトレード前の環境認識ができる
・トレード後に、その結果を客観的に分析できる
といったことが期待できます。
冷静にトレード前の環境認識ができる
トレード前は、気持ち的には、
冷静な状態
と言えます。
その状態でトレードノートをつけることで、
冷静な状態で、環境認識という作業
を行うことができます。
また、その際に、
エントリーすべきポイントの分析
も行いますので、結果、
ポジポジ病による安易なエントリー
を防ぐことも期待できます。
ポジポジ病の場合は、
エントリーすることが優先
してしまい、無理やりエントリーの機会をつくろうとしてしまいます。
ですので、事前にトレードノートをつけることで、それを防ぐという意味合いもあります。
ログインしてすぐエントリーすると、負ける可能性が高いかも、、
エントリーする前に、相場の環境をチェックして、トレードノートに記載することで、冷静な気持ちでトレードにのぞめると思うよ。
トレード後に、その結果を客観的に分析できる
トレードの後は、
勝った場合
も、
負けた場合
も、トレードノートにそのトレード内容の振り返りを行います。
そのことによって、
一旦、気持ちの整理
ができます。
(結果、負けた場合のリベンジトレードも回避することも期待できます。)
また、トレード後の結果を振り返る大きなメリットとしては、
負けパターンの分析
にあります。
結構、
同じパターンを繰り返して負けること
が多く発生します。
また、通常は、
負けトレードの場合は、なかなか損切りできない場合
が多くなりますので、
損失額も大きくなる傾向
にあります。
ですので、負けトレードの場合、損失額も含めて分析を行います。
その同じ負けパターンを減らすことで、結果的に、その日のトレードがプラスで終わる可能性がでてきます。
また、同様に、
勝ちパターンの分析
も大切です。
いわゆる、
得意なパターンを再認識する
ということです。
例えば、次回より、
その得意なパターンでのみエントリーする
という方法もあります。
トレードノートをつけることによって、それらのパターンを確認することが期待できます。
トレードノートに記載すること
トレードノートに記載するポイントとしては、概ね、下記のような項目になります。
トレードノートに記載する項目は、目的にそって、柔軟に設定しましょう。あまり項目が多いと、継続できないかもしれませんのでね。
トレード前
トレードの分析
その時のマーケットの状態に関しての「環境認識」をします。
その日の戦略
環境認識を踏まえて、どのような方針、戦略で望むのかを整理します。
トレードルール
自分で決めているトレードルールを確認します。
トレード後
トレードの結果の記録
トレード画面のキャプチャーや、手書きなどで、記録に残します。
トレードの分析
・トレード理由と、予定していたリスクリワード
・結果(エントリーポイント、プラスあるいは、マイナスの数字等)
・トレードの良かった点、悪かった点
・次回からのトレードで改善すべき点
あまり記載する項目が多いと、続かなくなってしまいますので、項目に関しては、必要に応じて変更しても良いでしょう。
さいごに
トレードノートをつける際に、気を付けることとしては、
トレードノートをつけることが目的にならないようにする
ということです。
つまり、トレードノートをつける目的は、
トレードノートをつけたあと、そこかから導き出されるものをチェックする
ということだからです。
ですので、
失敗のパターン
や、
勝った時のパターン
を導き出して、それを次に活かすことが本当の目的と言えます。
トレードノートによるアウトプットを意識して、次のトレードに活かしましょう。
また、その内容は、環境に応じて変化する場合も多々ありますので、継続的に続けるということが重要になります。
うまくいったときは、
自分で自分を褒める
ということが、継続できることにつながるかもしれません。
続けることは大変ですが、どんなことでも
「継続的な利益の為には、手間のかかることも必要」
ということですね。
以上、トレードノートに関してでした。